くすぐりフェチ・くすぐられフェチとはどんな性癖?
くすぐりフェティシズムの定義
ウィキペディアには、下記のように定義されています。
くすぐりフェティシズム(Tickling fetishism)は性的フェティシズムの一種で、
相手をくすぐることで強制的に笑わせ、肉体的精神的苦痛を与える行為への執着を指す。
またくすぐられることによって性的快感を得ること好む性癖も含む。
Wikipedia
歴史的には拷問にも使われることがあったようで、一般的には苦痛な感覚として捉えられています。
一方、くすぐられることを快感と感じる人も多くいます。
- くすぐって相手に苦痛を与える・快感を与える
- くすぐられて苦痛に耐える・快感を感じる
↑のようにする側・される側どちらも”くすぐりフェチ”という性癖に該当します。
外国語で検索するといろんな動画が?
「くすぐり」の外国語が知りたい方はこちらをクリック
- 英語:tickle
- 中国語:发痒
- フランス語:chatouiller
- イタリア語:solleticare
- スウェーデン語:kittla
- フィンランド語:kutittaa
くすぐったいと感じるメカニズム
くすぐりによる刺激は、クモが体をはい上がる・ハチが肩に止まるといった危険を含んだ刺激と判断され、皮膚が脳へくすぐったい信号を送ります。
くすぐったいと感じる部位は、動脈が皮膚に近いところを通っています。
つまり、万一怪我をすると多量の出血する可能性がある「危険部位」ということ。
そのため付近には自律神経も集まっており、
外部からの刺激に対しては特に敏感になっているため、他の部位よりもくすぐったいと感じます。
なぜ脇がくすぐったいかというと、
脇には自律神経が多く集まっているため、外部からの刺激に敏感になっているからですね!
「危険部位」を他人に触れさないようにするのは人の本能に拠るものだが、逆にそれをあえて許すことは厚い信頼や愛情の証となる。
したがって許諾の上でのくすぐりは、時に性的快楽になる場合がある。
Wikipedia
つまり、信頼できる人からの方がくすぐったいと感じるようです。
信頼・愛情というと、恋人関係・夫婦関係同士を連想するかもしれません。
もちろんこういった関係でくすぐりを楽しむ方々もいます。
しかし、くすぐりフェチの方には、”くすぐりだけの関係”で出会い、
いわゆる“くすぐりプレイ”をする関係性の人たちもいます。
- くすぐったい:関東の人が言うことが多い
- こしょばい:関西の人が言うことが多い
- こそばい:東海の人が言うことが多い
- こそばゆい:九州の人が言うことが多い
くすぐりフェチとは「ぐり/ぐら/両刀(ぐりぐら)」に分かれる
くすぐりフェチと言っても、一概に一括りにすることはできません。
- くすぐるのが好き(通称:ぐり)
- くすぐられるのが好き(通称:ぐら)
- どちらも好き(通称:両刀・ぐりぐら)
このように分けることができます。
くすぐりフェチの界隈では、それぞれ「ぐり」・「ぐら」・「両刀」のように表現します。
くすぐりフェチが情報収集は交流のためによく利用するのがTwitterです。
そのTwitterアカウントのプロフィールには、
「くすぐるのが好き」と書かずに「ぐり」とだけ書いてあるパターンもあり、くすぐりフェチの人であれば一般的な表現になってきました。
くすぐりフェチの自覚がなくても、くすぐり好きは多い
フェチ・性癖というと、周りには言えず少数派なイメージをもつ方も多いと思います。
くすぐりフェチの人も同様でしょう。
≫「くすぐり好きって変?おかしい?」恋人とこちょこちょがしたい!!
そこで、クラウドワークスというアンケートを取れる場で、
男女30人ずつに「くすぐりについて」アンケートを取ってみました。
私がTwitterでアンケートを取っても、くすぐりフェチの方にしか届きません。
【男性30人が回答】くすぐりが好きかについてのアンケート結果
【女性30人が回答】くすぐりが好きかについてのアンケート結果
くすぐりアンケート考察
●くすぐるのが「嫌い」と答えた方は、30人中わずか2人!
30人中23人が、「好き・親しい人となら好き」と回答しました。
●くすぐられる方は、30人中16人が「好き・親しい人なら好き」と回答。
半数以上の方が、少なくとも親しい方にならくすぐられても良いと思っているみたいですね!
●女性がくすぐりフェチだったとしても、8割の男性が恋人として受け入れてくれるそう!
●くすぐるのが「嫌い」と答えた方は、30人中わずか1人!
男性同様30人中23人が、「好き・親しい人となら好き」と回答しました。
●くすぐられる方は、30人中15人の方が「親しい人なら好き」と回答。
男性とは違って、「好き」と答えた方がいなかったため、女性は相手との関係を重視することが分かりました。
●男性がくすぐりフェチだったとしても、7割弱の女性が恋人として受け入れてくれるそう!
結論:くすぐりフェチでなくても、潜在的くすぐりフェチは多いかも
好きなくすぐる部位はどこですか?【アンケート結果】
下記インスタの動画でアンケートを取ってみました!
アンケート結果を集計すると、下記のようになります。
人それぞれ、好みのくすぐりプレイが異なる
上で「ぐり・ぐら・両刀」があることを説明しましたが、
さらにくすぐりの激しさなどでも、くすぐりフェチの趣向が分かれます。
ソフトプレイが好きな人
名前の通り、ソフト・優しいタッチでのくすぐりです。
くすぐり方としては、
- スーッとなぞる
- フェザータッチ
- サワサワと触れる
- 優しくこちょこちょ
- 優しくツンツン
- 羽根などでなぞる
などが挙げられます。
くすぐりフェチに目覚めて間もない人は、激しいものではなく、このようなソフトなくすぐりを好む傾向が多いです。
ソフトなくすぐりだからと言って、くすぐったさも優しいとも限りません。
くすぐりフェチの方の中には、激しいくすぐりだと効かず、優しいタッチの方がくすぐったいと感じる方もいます。
ハードプレイが好きな人
こちらも名前の通りですが、ハード・激しいくすぐりです。
くすぐり方としては、
- モミモミ
- ツボ入れ
- 激しくこちょこちょ
- ローションで滑りをよくしてこちょこちょ
などがあります。
くすぐりが好きになった時は、ソフトくすぐりが好きだったが、満足できずハードはプレイを求めている方も少なくありません。
ただ、激しいゆえに危険なこともあります。
本当に止めて欲しくなっても、息が苦しかったり、笑ってしまって、伝えることができないかもしれないからです。
こうなってしまうと、最悪の場合失神してしまったりもします。
そのため、事前にセーフワードを決めておくことで、「本当に止めて欲しいだな」とくすぐっている側に伝えることができます。
その他にもいろんなくすぐりプレイのスタイルがある
ざっくり分けると、「ソフト・ハード」の2種類ですが、
下記のようなくすぐりプレイを好む方もいるため、くすぐりフェチと言っても好きなプレイスタイルは人それぞれです。
- イチャイチャしながらくすぐりをする(通称:いちゃこちょ)
- 道具を使ったくすぐり
- ロールプレイをしながらのくすぐり
- 痛み・苦しみも伴うようなSM寄りのプレイ
いろんなスタイルがあるため、
くすぐりフェチ同士で欲を満たそうと出会おうとしても、相手としたいプレイスタイルが異なることもしばしばあります。
くすぐりフェチ・くすぐられフェチ同士の出会い方
くすぐりフェチの人は、周りにはその特殊な性癖を打ち明けられず、同じフェチ同士で出会ってくすぐりプレイをする人がいます。
この関係をくすぐり界隈では、
- くすぐりパートナー
- ぐりぐらパートナー
とも呼びます。
どっちが「ぐり」でどっち「ぐら」かというと、
- くすぐるのが好きな方:ぐり
- くすぐられるのが好きな方:ぐら
となります。
どっちも好きな方は「両刀」と呼ばれます。
「ぐり」と「ぐら」の出会い方は色々ありますが、いくつか挙げると次のようになります。
- マッチングアプリ
- TwitterなどのSNS
- Webの掲示板
- くすぐりのイベント
出会い方の詳細は上記の記事で詳しく紹介していますが、簡単に説明しておきます。
マッチングアプリ
相手も出会いを求めて登録しているため、比較的出会いやすい方法です。
その中でもくすぐりフェチを探しやすいアプリは「【高確率でくすぐりパートナーを作れる】お勧めのマッチングアプリ」で紹介しています。
- くすぐりだけの割り切った関係で登録している人
- くすぐりプレイができ、かつ恋人関係にもなりたい人
などなど、登録している人はさまざまです。
実際に「ぐりぐらパートナー」できました!と報告をもらうこともよくあります!
TwitterなどのSNS
SNSで気になる方を見つけたら、連絡を取ってくすぐりプレイをする方も多いです。
ですが、なかなかプレイができない方もたくさんいます。
お互いの体を触る行為ですから、当然すぐにできるプレイではありません。
女性は万が一のことを考えて「SNSでは会わない」と決めて、SNS上での交流のみで利用している方も多いです。
当サイト管理人の私の印象ですが、Twitterでくすぐりフェチの人の男女比は、7:3くらいだと考えています。
比率的にもですが、プレイはしないと決めている女性も多いため、
男性はプレイできる可能性は低い状況にあります。
≫「くすぐりたい/くすぐられたい」けどプレイできない人の特徴とは?
Webの掲示板
googleなどで「くすぐり掲示板」などと検索すると、
くすぐりフェチ同士が交流するための掲示板が出てきます。
そこでプロフィール・連絡先などを載せて連絡を取り、話が合えば会ってプレイするようになっています。
私自身掲示板を利用して出会えたことはあるのですが、あまり会える確率は高くありません。
Twitterで男女比の話をしましたが、
掲示板はさらに男女比が偏っており、9:1くらいで男性が多い印象です。
また、ネカマなども多くあまり推奨はできません。
≫くすぐり掲示板で相手を募集するのはコスパが悪い件について
くすぐりのイベント
- くすぐりを扱っているお店
- くすぐり界隈で有名な方
などが、くすぐりフェチの方々が集うイベントを開催していることがあります。
そこで共通のフェチを持った人同士が仲良くなり、その後プレイに至ることもあります。
私は初心者向けのくすぐりイベントを主催していますので、
もし自分がくすぐりフェチか気になる場合はいらしてください!
【注意】くすぐりフェチ同士の出会いに関して
くすぐりフェチの出会いに関して、
- マッチングアプリを利用する方法
- SNSを利用する方法
- 掲示板を利用する方法
- イベントを利用する方法
上記の4つについてご紹介しました。
どの方法を利用する場合であっても、特に女性は注意する必要があります。
≫くすぐりプレイの危険性~安全に楽しむ方法~[フェチの女性へ]
くすぐりフェチの男性とプレイをすることになったら、万が一のことを考えなければなりません。
さらに拘束をしてのプレイとなると尚更危険です。
そのため、私は初対面のときは、
- カラオケでのプレイにする
- プレイは無しで食事だけにする
ことをオススメしています。
くすぐられたい欲が溜まって、信用できない相手とすぐに会ってプレイすることはやめておいた方が良いでしょう。
くすぐりフェチ同士のプレイを楽しくする方法
くすぐりプレイを楽しくするためのノウハウなどは、上記の記事で詳しく解説しています。
大分長い記事なので、重要なことを1つ言うと、
“相手への思いやり”こそが楽しいくすぐりプレイにするコツです。
くすぐりだけの関係とはいえ、
楽しいプレイにして何回もその人と会えたら良いなと思うものではないでしょうか?
何回もくすぐりプレイができる関係のことを、いわゆるくすぐりパートナーと言います。
そのくすぐりパートナーを作るには、初回のくすぐりプレイが非常に重要です。
“相手への思いやり”と一言でまとめましたが、心がけることはたくさんあります。
- 会う前
- 身だしなみ
- プレイ場所の確認
- 会ってから(プレイ前)
- 集合の方法
- 緊張をほぐす
- プレイ開始後
- くすぐり方
- 相手への配慮
- プレイ終了後〜お別れ
楽しいプレイにするためには、プレイ中だけではなく、会う前からやるべきこともあります。
特に体が接触するのが前提でのプレイですから、身だしなみは最低限整えておくべきでしょう。
くすぐりプレイをする条件についてTwitterでアンケートをとったところ、清潔感は必須という結果になりました。
結果は、下記の「くすぐりプレイしたいなら清潔感は必須!」で解説してます。
くすぐりプレイをすることが決まったら、
お互い楽しいプレイにするため、
本サイトにある「くすぐりプレイ完全マニュアル」をチェックしてから行きましょう。
「くすぐりが効く・効かない」の違いは相手への信頼性
くすぐってみても、あまり効かない人もたまにいますよね。
その人が不感症の場合もありますが、私はそのパターンは少ないと考えています。
その人がくすぐりフェチでくすぐられるのが好きな場合は尚更です。
ここで、冒頭で説明したwikipediaからの引用に戻りますが、
「信頼している人からのくすぐりの方がくすぐったい」と言うことを思い出してみてください。
初対面で体を触られるとなると、緊張してしまうのは当然のことです。
その状態では、くすぐったさを感じることは難しいかもしれません。
そのため、
- ぐり側は、ぐらが安心できるよう心がける
- ぐら側は、自分の緊張がほぐれるように相手の信頼関係を作ってからプレイする
のような工夫をすることで、くすぐられる側はくすぐったさを感じることができるはずです。
くすぐられるのが好きなのに、いざプレイすると「あんまりくすぐったくない」となってしまう方は多いようです。
原因はやはり相手を信頼できていない、緊張してしまっていることでしょう。
このぐら側の心境をぐり側はしっかり受け止めてリードして、プレイをしてあげてください。
くすぐりフェチではなくても、くすぐり好きな人は意外に多い
くすぐりフェチという性癖があることを知らない人でも、
- くすぐったり
- くすぐられたり
するのに抵抗がない人は意外に多いです。
※信頼できる関係性というのは前提。
くすぐりフェチという自覚がある方は、特殊な性癖だと思って周りに隠してしまい、周りの友人・恋人をくすぐったりできない方がほとんどです。
≫くすぐり好きな人は意外に多い件について
ですが、くすぐりフェチという性癖を知らない人にとっては”くすぐり”に対して偏見を持ってないことが多いです。
そのため、くすぐりフェチ同士ネット上で繋がってからプレイするのではなく、リアルの方とくすぐりをするのも選択肢としてアリだと私は考えています。
くすぐりフェチ(くすぐられフェチ)に目覚めたきっかけ
くすぐりフェチの方に、
「いつからくすぐりフェチだったの?」と聞くと、
よくあるのが「幼い頃から」
という答え。
大人になってから目覚める方もいるとは思いますが、小さい頃からくすぐり好きな方は多いようです。
Twitterで探してみると、
- 幼稚園・保育園の遊びで行うこちょこちょ
- 幼児向けアニメでのくすぐりシーン
などでくすぐりに興味を持ったパターンが多かったです。
くすぐり・くすぐられフェチの欲の満たし方
- プレイをする
- 動画を見る
≫管理人オススメくすぐり動画 - 小説を読む
≫オリジナルくすぐり小説 - 漫画を読む
フェチの方の欲の満たす方法は、プレイだけとも限りません。
特に、18歳未満の方・女性の場合は他の人と会ったりするのは難しいでしょう。
そのような方は、動画・小説・漫画で欲を満たすパターンも多いです。
くすぐりと関連性の高いフェチ・性癖
- 足裏フェチ
- 腋フェチ
- 指フェチ
- 首しめ・窒息フェチ
- 緊縛フェチ
くすぐりフェチの方には、上記のようなフェチも同時に抱えている方も多いです。
まとめ:くすぐりフェチと言っても趣向はさまざま
「くすぐりフェチ」について紹介してきましたが、
- ぐり・ぐら・両刀(ぐりぐら)
- ソフト・ハード
などと好みが分かれるので、くすぐりフェチ同士であれば絶対に話が合うというわけではありません。
それゆえに、ネットで知り合って楽しいくすぐりプレイをするのも簡単ではないです。
くすぐりフェチでなくても、くすぐりが好きな方は意外に多いので、あまり性癖に悩まずリアルの人との軽いスキンシップで行うのも全然アリだと思います。
では、くすぐりフェチライフ楽しんでください!