星野アイをくすぐり大作戦!【推しの子くすぐり小説①】

推しの子くすぐり
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【推しの子】くすぐり小説:プロローグ

星野愛久愛海(あくあまりん)に生まれ変わってから半年ほどが経過した。

1年前に見知らぬ男に崖から突き落とされ雨宮吾郎としての人生は幕を閉じ、今はなぜか前世の記憶を持ったまま、アイドルグループ『B小町』のセンターである星野アイの子どもとして人生を再スタートさせたのだ。

大人としての記憶を持っているため、赤ん坊としての振る舞いがとても難しい。

赤ん坊のように泣く・笑うなどの感情表現がどうしても乏しくなってしまう。

双子の妹であるルビーも俺と同じく前世の記憶を持ったまま生まれているが、演技が上手なようで嘘泣きしては大好きなアイに甘えまくっている。

アイは赤ん坊なのに変に落ち着いている俺を心配し、いつも空いてる時間は構ってくれる。

前世ではもう成人でありかつアイのファンであった俺は、子どもという身分を利用してアイとスキンシップをとるのに罪悪感があり、どうしてもアイの前ではそっけない態度をとってしまう。

それもまたアイが俺を心配する要因であるということは分かっているつもりだ。

これに関連して、最近悩んでいることがある。

俺を笑わせて楽しませようと、アイがこちょこちょしてくるようになってしまった。

アイのスマホの検索履歴を夜中に見てみたところ笑わない赤ちゃんの笑わせ方などを調べており、その中に『こちょこちょ遊び』が紹介されていたので恐らくその影響だろう。

自分で言うのも効果は絶大だ。

生後半年も過ぎるとくすぐったいという感情もあり、くすぐったくて笑ってしまうし、この戯れている状況を後から振り返るととても恥ずかしくなってくる。

思考は大人とはいえ身体の筋肉の発達は普通の子どもと変わらないので、こちょこちょされて抵抗しようにも大人の力には敵うはずがない。

ただ。悩んでいることというのは、このくすぐられるのが辛いということではない。

では何に悩んでいるのかというと、くすぐられることに楽しみを見出してしまっているということだ。

くすぐられてから少し時間が経つと、「早くまたこちょこちょしてくれないかな」とモヤモヤしてしまう。

さらにアイの身体に触れてこちょこちょしてみたいとも思ってしまい、その思考に至るたびに頭をブンブン振って煩悩を消し去っていた。

ルビーは甘えるのが上手なので、俺が「こちょこちょー」とアイにくすぐられているところを見ると、「こひょこひょ〜」とモゴモゴと言葉を発しながらアイにアピールをしている。

はっきり喋れていない風を装っているが、普通生後半年じゃまだそれすらも喋れるはずがないので、アイも最初は驚いていた。

アイは俺らの成長が周りの子どもより早いことを理解はしているようだが、変に怪しむことはなく愛情をたっぷり注いでくれている。

今日も俺へのアイによるこちょこちょスキンシップが終わり、恒例となったルビーの甘えタイムに突入した。

くすぐられた後にルビーがアイとスキンシップをとっているこの時間が1番、この悶々とした感情を我慢するのが辛い。

こんな時は昼寝に限る。

思考は大人とはいえ、身体の作りは赤ちゃんなのですぐに眠気に襲われて1日の半分以上は寝て過ごす。

気づいたらもう夜になっていて、俺はパジャマに着替えさせられアイたちと一緒に寝室で川の字で寝ていた。

と思ったら川になりきれていない。

ルビーは寝室がおらず、見回してみるとリビングの方からスマホの明かりが入り込んできていた。

「あいつ、また・・・」

ルビーは夜な夜なスマホを持ってリビングでSNSでアイ情報をエゴサしていることが多い。

今日もまたアイの追っかけをしているんだろう。

そう思いながらも背後に立つと、画面はSNSなどではなく動画のようだ。

どんな動画か覗き込んでみると、拘束されている女を男がめちゃめちゃにくすぐっている動画だった。

「え・・・?」

思わず驚きの声が出てしまい、ルビーがものすごいスピードでこちらに振り向く。

お互い気まずい空気で言葉も発せず、小さい音量で流されている動画の女性の笑い声がだけが流れ続けた。

「あぁ、俺は今寝ぼけている。今夜の記憶はなくなるだろう」

ロボットのように声を出し、寝室へと身体を向ける。

「待ちなさい」

人差し指をちょいちょいと動かしてこっちに来いと意思表示してくるルビー。

返事は特にせず、隣まで移動する。

「これ、アイには黙ってなさいよ」

「うん。アイの前ではまだ喋れないことになってるから安心して。とゆーか、それ止めないの?」

スマホにはベッドに大の字の拘束されてくすぐられている女性の動画がずっと流されたままにされている。

「バレちゃったなら仕方ないでしょ。ねぇ、あと2分くらいで終わるからせっかくだし一緒に見ない?」

「生後半年の赤子が一緒にAVを見るなんて・・・2分経ったら戻るからな?」

というわけで、赤ん坊2人が夜な夜なくすぐりエロビデオを一緒に見ることになった。

「はぁ、私もアイのことくすぐりたいな。くすぐられるのも楽しいけどさ」

「・・・。へぇ・・・?」

いつも好き放題甘えているルビーがそんな願望を口に出す。

俺もそうしたいと最近は悶々とした日々が続いていたため、つい間が空いてしまった。

「何よ、アクアもアイにくすぐられて楽しそうにしてるじゃない。くすぐりたいとは思わないわけ?」

「バレてたのか・・・そりゃあ思うけど、前世は男だしそーゆうことしようと思うと自制心がかかるんだよ」

くすぐられたあとは恥ずかしくて無表情を貫いていると思っていたのだが、どうやらバレていたらしい。

「今は実の子どもなんだからいいじゃない。私は何度もくすぐろうと試みたんだけど、触れた瞬間抑えられちゃうのよねぇ」

「まぁ、筋力は赤ん坊のままだからね」

「そうよねぇ〜〜。ねぇアクア、明日2人で協力してくすぐってみない?私が触れただけでピクッと動いてたから、かなりくすぐりには敏感なんだと思うの」

アイが、くすぐりに、敏感・・・

それを聞いた瞬間、くすぐられて可愛く笑うアイが脳裏に浮かんでしまった。

「赤ん坊2人の力じゃどうしようもないかもしれないけど、手を貸してあげるよ」

「よし、じゃあ明日。がんばろーね。おやすみ」

「おやすみ」

そっけない態度をとりつつも内心ワクワクしている。

ずっとスマホから流されていたくすぐり動画を閉じ、寝室で川の字に戻り明日にワクワクしながら眠りに落ちるのだった。

くすぐりフェチ相手

赤ん坊の力で星野アイをくすぐり責め作戦

多忙なアイはいつも朝から晩まで仕事に行っているが多いのだが、今日は月に1度くらいの完全休養日だった。

くすぐり作戦を決めた翌日になんと運の良いことだ。

アイが朝ご飯を作っている間、俺たちは寝室へ移動して作戦会議をする。

「どうしたら非力な私たちでもくすぐれるかしら?」

「3人で昼寝したタイミングが1番くすぐりやすいんじゃないかな?二の腕に乗っかるとかどう?」

実は昨日から楽しみで考えていたアイディアだ。

「いいわね、それ。抵抗したら私たちが倒れちゃうからじっとしててくれるかも」

「よし、これでいこう。ご飯食べたら昼寝に誘導しよう」

お互いに頷き合いリビングの食卓へ戻ると、すぐにご飯ができ上がりみんなで食事を済ませる。

ルビーも俺も、いつもより完食が早かったのは気のせいではないだろう。

あとはアイを昼寝に誘うだけと思っていたのだが、ご飯を食べたら究極に眠たくなってきた。

ルビーも同じくウトウトしてしまっている。

やばい、アイも一緒に寝ないと作戦が成り立たなくなる。

必死に意識を保とうと努力するも、生後半年の身体は眠気に耐えることはできず眠りに落ちてしまった。


「んんん・・・」

俺の寝言ではない声が聞こえ、ふと目を覚ますと寝室で布団をかけられて眠ってしまっていたことに気づく。

隣で寝ているのはルビーだろうなと思い顔を向けると、なんとそこにはアイが俺たちに挟まれて寝ていた。

おそらく、俺たちを寝室に運んできてそのまま自分も寝てしまったのだろう。

「おい、ルビー。起きろ。ルビィィ〜〜」

アイを起こさないように、ルビーの頬をペチペチ叩いて起こす。

「なぁにぃ。まだ眠いぃ」

一度目が開いたが、寝ぼけているのかそっぽを向いて再び寝る体勢になってしまった。

「アイをくすぐれるチャンスだぞぉ」

耳元でそう囁くと、反射的にガバッと起き上がり隣で寝ているアイの姿を見て目を輝かせている。

2人でコソコソ話し合いながら、アイの手をそーっと横に広げさせ、二の腕に上に座って動けないようにすることに成功。

やばい、なんて状況なんだ。

動けない状態のアイをこちょこちょできるなんて・・・

それにアイの服装はというと、キャミソールに短パンという無防備な姿。

二の腕に座っているので、目の前の生腋にどうしても目がいってしまう。

これを、前世おっさんの俺が触っていいのか・・・?

とドキドキしながら考えていると、ルビーは欲求に忠実ですでに腋を触り出していた。

「んんん・・・うっ、うぅぅぅふふふ」

アイはまだ完全に覚醒しておらず、寝ぼけながらも少しくすぐったそうに身を捩っている。

ルビーはまだくすぐっているというよりただ撫でているだけなのにこの反応ということは、やはりくすぐりには敏感なのかもしれない。

俺も触りたい・・・

罪悪感を抱きつつもアイの素肌丸出しの腋を優しくサワサワと撫でてみる。

「んっ、んふふふ!あぁ、ひひひっ!な、なに、くすぐったいっ!あははっ!」

徐々に目が覚めてきたアイは子ども2人が腕に乗って腋を触ってきている状況に困惑しながらくすぐったがっている。

「うへへ、ひひひ」

このだらしない声はルビーから漏れており、アイをこちょこちょして興奮している様子。

気持ちはわかるが、さすがにもう少し隠そうという気にはならないのだろうか。

今はまだ生後半年ということもあって意味不明な行動を起こしても許されるかもしれないが、成長していくにつれてその辺はもう少しセーブして欲しいものだ。

と言いつつも、俺ももう少しで理性が飛びそうなくらい興奮している。

腋で指を動かすたびにピクピクと震えて可愛い笑顔で笑ってくれるアイを見てしまったら、興奮してしまうのも仕方がない。

「2人とも?ねぇ、ふふふ!あはは!それ、くすぐったいから、やめようね?ね?イヒヒヒヒ!」

左右を交互に見ながら優しい口調でくすぐりを止めるように話しかけてくれるが、俺たちは一切止める気はない。

むしろ、くすぐったくて笑ってしまいながらも必死に優しく話しかけてくれるアイをもっと、もっとくすぐったくさせてやりたいと思ってしまう。

ルビーの方を見ると、同じタイミングでこちらを向いたようで目が合ってしまった。

どうやら考えていることは同じようだ。

テレパシーなんてものはないが、タイミングを揃えてサワサワと触っていただけの指を素早く動かしてこちょこちょ攻撃に転じる。

「あぁっ!ね、まっ、てぇぇぇぇ!!ああははははは!こら、2人ともぉぉぉぉぉ!!!いいいいいいい!ヒヒヒヒヒ!く、くすぐったいからぁぁぁ!!お、おりて、手、手、動かせないってぇぇぇぇ!!あはははは!」

サワサワ触っていただけでかなりくすぐっていたので今は相当くすぐったいはずだが、俺たちを心配してか無理やり抵抗することはしないアイ。

ルビーも俺も体重は7kgくらいなのでちょっと力を入れれば動かせるはずなのに、笑いながらビクビク反応はしているが極力動かないように頑張っている。

そんな親心を悪用して好き放題にくすぐりまくる俺たち。

はぁ、楽しすぎる!!

俺の理性もだんだん働かなくなってきてしまい、どんどんくすぐりを強めていく。

ふと反対側を見ると、キャミソールの腋の部分から手を突っ込んで胸の横あたりでウニョウニョと手が動いているのが見える。

「きゃっ!あっ、る、ルビィィィィーーーーーーー!!あははは!こ、こぉぉらぁぁ!!ああははははは!んあっ、もぉっ、あひひ!」

これにはアイも驚いて少し抵抗が強まり、ルビーも俺も身体が少し跳ねてしまうくらいには手に力が入っている。

元成人男性の俺にとっては刺激が強すぎる光景だ。

くすぐるのが楽しすぎて理性が飛びそうになっていたが、エロすぎる展開に「こんなことしていいのか?」と一周回って理性が戻ってきた。

一方ルビーはというと、相変わらずの変態な笑みを浮かべている。

と思ったらキャミソールの中から手を出し、腕から肩、胸、お腹へとハイハイで移動してキャミソールをめくり、おへそ周辺をこちょこちょし出す。

おい、お前、腕から降りたらダメだろ!!

そう心の中で唱えるも、興奮し切ったルビーにはそんな思考はないようだ。

「ちょ、る、ルビーーーー!あははは!い、いい加減にしなさい!もうっ!!」

片手が自由になったアイはルビーを片手で抱き上げて床に降ろし、もう片方の腕に乗っていた俺を優しく床に降ろす。

「はぁ、はぁ、2人とも!!なんてことするの!特にルビー!」

笑い疲れながら俺たちを叱るアイだが、ルビーに反省の様子は全くなくハイハイしてアイに飛びついて甘えている。

「ママ〜〜〜〜。う〜〜〜〜、ぎゅーーーーーーーー」

「はぁ、もう・・・こんな可愛いかったら怒れないじゃないの。よしよし」

あんなにド変態っぷりをかまして怒られるのかと思いきや、まさか甘えて説教を回避するとは。

俺には到底できない芸当だ。

アイをくすぐり責め作戦、再び

生後半年の頃、ルビーと結託してアイをくすぐった日以来、アイは俺たちにくすぐられることを警戒してか腕に乗られる気配を察知するとすぐ回避するようになってしまった。

おかげで、あれから5年ほど経過した現在、小学生1年生となった今までまともにくすぐれたことがない。

ちょこっとくすぐることはあれど、抑えつけていられないのですぐに抵抗されてしまい満足できるほどくすぐれていないのだ。

俺のアイをくすぐりたい欲はこの5年で溜まりに溜まってしまっている。

「ねぇ、アクア。私もう限界。そろそろやらない?」

「あぁ、同感だ。早速作成会議だ」

何をするかは言っていないが、ルビーと考えていることは同じだろう。

小学生となった今、生後半年の時と比べるとくすぐるための手段は増えたはずだ。

早く笑顔で笑い悶えるアイの姿が見たい・・・

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