【ヒロアカくすぐり小説】トガヒミコへの拷問

【僕のヒーローアカデミア】トガヒミコくすぐり小説

くすぐりフェチ相手

先日ヴィラン連合の一員、トガヒミコを遂に捕えることができた。

刑務所の拷問部屋に収監すること今日で3日目だ。

ヴィラン連合のアジトの情報などを吐かせようと殴る蹴る首を絞めるなどの拷問を繰り返すもなかなか屈服する様子はない。

「ちきしょう、俺の手の方が痛くなってきたぜ」

俺の持つ個性は、嘘を見破ることができるというもの。

拷問の際に相手の言うことが真実かどうか判断するのには便利だが、相手との戦闘や痛みを与えることに関しては一般人と同じレベルだ。

色々と質問責めをしながら痛みを与えているが、トガはこちらをバカにしたようにニヤニヤしているだけで質問には答えない。

そのため、嘘を見破る個性を全く活かすことができていない。

拷問部屋には、拷問方法が紹介されている書籍が本棚に並んでいるので、その中の1冊を適当に手にとる。

序盤のページで紹介されているものは大体もう試してみたが、トガに情報を吐かせることはできなかった。

疲労した自分の拳を使わなくても良さそうな方法を探すためにページをめくっていくと、昔は拷問に使われていた『くすぐる』という手段が目についた。

「こんなのやっても無駄だよなぁ。まぁ俺の拳の休憩時間だと思ってダメ元でやってみるか」

首を絞めて窒息させようとしても無駄だったのだから、こんなんで情報を吐くとは思えないが指を動かすだけなら、とものは試しにとトガの腋を軽くくすぐってみる。

「んっ、な、にを…くぅ!あひっ、ああ!あはは!こんなことっ、あへっ。ああ!」

軽く指を動かしているだけなのに3秒も我慢できずに笑い出し、拘束具のガチャガチャという音が拷問部屋に鳴り響く。

「ん?今までの拷問は全く効果がなさそうだったが…意外に効いているのか?」

トガが顔を紅潮させているのを初めて見たので、このまま続けてみよう。

「アンタ、こんなの、意味ない、から、あはっ!えぇ、あん。くぅ〜〜!ふふふ!」

眉間にシワを寄せ口を食いしばろうとしているが、くすぐったさで口角が上がり笑いが漏れてしまっている。

くすぐるといえば腋が王道だと思うが、他の部位もトガには効くのだろうか?

腋から徐々に手を下へ移動させ、引き締まって少し腹筋が浮かんでいるお腹を優しくサワサワとくすぐってみる。

「んあっ!あぁ、もぉ、そこも、やぁ。あはは!あへっ、ええ!ああはは!」

お腹もくすぐりには弱いようですぐに爆笑し始めた。

腋の時とは暴れ方が異なり、エビ反りになったりお腹を引っ込めたりと、できる限り身体を動かしくすぐりから逃れようとしている。

「ずいぶん苦しそうだな。ヴィラン連合の情報を吐いたらやめてあげるぞ?」

「そんなっ、あはは!んんん!や、あん。あうっ、く、ううふふふ!言うわけ、ない。さっさと◯しなさいよぉおお!あははは!」

最初は泣きそうな目で白状してしまおうか迷っていたみたいだが、どうやら仲間への忠誠度が高いのか踏みとどまったようだ。

しかし、まだくすぐり始めてから1,2分しか経っていないうえにかなり優しめに触っている。

もっとくすぐったい思いを長時間味わわせればチャンスは十分あるはず。

「これでどうだ?吐かないと永遠にこのくすぐったさに襲われることになるぞ?」

ソフトタッチだった指をしっかり肌につけ、腋や脇腹、お腹をランダムにくすぐっていく。

「あっ、あ〜〜〜〜〜!!!やぁあああハハハハハハ!し、死ぬ、アアアア!や、やめっ!もぉ◯して〜〜〜〜〜!!!」

俺の個性がこの言葉は嘘ではないと判定する。

どうやらくすぐられるより、◯ぬ方が楽だと本気で思っているようだ。

「いいや、◯すことはしない。ヴィラン連合の情報をもらうまでは永遠にくすぐり続ける。なら今吐いておいた方が良いと思わないか?」

「そんなああああああははは!卑怯っ!あへへっ、もぉ、あぁ、んんんん!あああはははは!けど、言うわけ…ああっ!」

身体を暴れさせる力もなくなってきたのか、ピクピク震えながらただ笑うだけになるほど疲労しているようだが、まだ屈してはくれない。

「仕方ない。一旦やめだ。くすぐる要員を連れてきてやろう」

「はぁ、はぁ、はぁ。そんな。やだ、もう…」

俺が牢屋を出ると、トガは希望を失ったような目で虚空を見つめていた。

俺が事務所へと戻ると、2,3人は連れて行こうと思っていたのだが待機中の人員は1人しかいなかった。

待機していたのは、最年少である6歳の女子。

「お前1人か。手数がもっと欲しかったんだが…ん?お前の個性は確か…」

期待外れだと思いきや光明が差した。

渡我被身子を触手くすぐり

個性が捕獲にうってつけと言う理由で特別にヒーローになった少女、ヒーロー名はオクトパス。

個性はその名の通りオクトパスで、タコっぽいことがなんでもできる。

今は普通の少女のような容貌だが、身体から8本の足を出すことができ、その他タコができることは大体できるらしい。

普段はヴィランを捕獲する際に活躍する個性だが、くすぐるのにもうってつけだ。

人間の手も含めれば10本、5人分の役割を果たしてくれる。

「オクトパス、仕事だ。行くぞ」

「ん?はい。わかりました」

とぼけた表情でついてくる少女。

そう、個性は強力なのだが、いつもとぼけた様子で扱いが難しいのだ。

ただ今は大人しくついてきてくれているため、問題なくトガの目の前まで連れてくることができた。

「この人をどうしたら?ウチ、叩いたりしたことない」

「叩く必要はない。こちょこちょってわかるか?」

「こちょこちょ?笑わせるやつ?」

俺は「そうだ」と肯定すると、トガのすぐ近くまで寄らせる。

トガは連れてきた人物を確認すると、少しホッとした表情をみせた。

1人しか連れてきていないのに、その人物がか弱い少女だったからだろう。
「よしっ、オクトパス。全ての足を出して全身をくすぐれ」

「うん。わかった」

オクトパスの上半身から合計8本、触手のようなタコ足が生えてきた。

「ぇ・・・?」

うねうねと動くタコ足をみてトガが声を漏らす。

「こちょこちょってこんな感じでいい?」

8本ものタコ足の先端がトガの全身をこちょこちょし出す。

「アアアアアアア!こんなのおおおおおお!むりだってぇぇえええ!!!あああははははは!やあああめえええてええええええ!!!」

俺がくすぐっていた時より絶望的な声で笑い出した。

「良い感じだぞ、オクトパス。だが、そうだな。くすぐる部位はくすぐったそうなポイントに絞っていくか。んー、この拷問の本によると…..」

本に書いてある『人間が高確率でくすぐったいと感じる部位』を参考にオクトパスに指示を出していき、ウネウネと動く足を移動させていく。

俺たち自身の手も合わせ、首・腋・胸の横・脇腹・おへそ周り・太もも・足裏など全てのポイントにセットすることができた。

「キャアアアアアアハハハハハハ!た、助けてっ、ああ!ムリムリムリィイイイイ!ああアアアアアアハハハハ!じ、じぬぅううううう」

いくら暴れても拘束されているので、くすぐりを防ぐことはできない。

「ん?なんかヌルヌルしてきたな、汗?じゃないか」

「あ、それはウチのタコ足の粘液。ごめんなさい。どうしても出てくるの」

そうか、ウナギなど魚のヌルヌル成分であるムチンによるものか。

「いいや、むしろナイスだ。これでさらにくすぐりやすくなった」

どんどんヌルヌルとなっていき、俺の指の滑りも良くなった。

そういえば本には『人によって特に弱い部分がある可能性が高い』と書いてあった。

トガは全身くすぐったそうにしているが、果たしてコイツも例外ではないのだろうか?
「オクトパス。一旦トガの弱点を探す作業に移るから、足は2本だけ残してしまって良いぞ」

タコ足が消え、景色が殺風景になるとそこには息を切らしたトガがいる。

「はぁ、はぁ、もぉ、くすぐったいのはやめて…」

「なら、ヴィラン連合の情報を吐くか?」

「・・・・・・。」

「よしっ、オクトパス。首から徐々に下へずらしてタコ足で軽くくすぐっていけ」

「うん」

俺はメモ帳を用意し、10段階で反応の大きさでメモっていくことに。

オクトパスが2本のタコ足で優しく首からくすぐり始めた。

「んっ・・・あっ。うぅ。ふふふ」

多少くすぐったそうにしているが、そこまで弱くはないようだ。

こんな感じのを繰り返し、膝までチェックが完了した。

今のところ、10に近いのは胸の横と脇腹とのデータがでた。

「あとは足裏だな。頼んだぞ」

トガの足裏でタコ足がゆっくりニュルニュルと動き出す。

「アアッ!やっ、そこっ。ああああははは!きゃっ!あああああああ!ダメダメ、あああん。あへへへ、やああははは!」

かなりゆっくりタコ足を動かしているのに、今まで反応が良かった部位より暴れているし表情もパニクっている。

どうやら、足裏が本当の10段階中トップに弱いようだ。

「よし、データはとれた。オクトパス、胸の横・脇腹・足裏を集中して、全てのタコ足でくすぐるんだ」

「はーい」

拷問中というのに、のほほんとした返事をしながらタコ足を出現させ、トガの身体に触れる。

「もぉおおおおおおおお、いやああああああああああ!」
トガは身体にタコ足が触れた途端に叫び出し、身体が変身しだす。

トガの変身の個性は相手の力や個性を得られるわけではないので、変身したところで意味はないのだが、パニックになったのか意味のない行為をし始めた。

変身が終わると、雄英高校の生徒である麗日お茶子の姿になった。

「変身なんてしてなんの意味があるん…だ…?ん?あれ…?」

トガの身体が拘束具と一緒に宙に浮かび上がる。

麗日の個性は、”ゼログラビティ”。

これは、もしかして、変身先の人物の個性をも使えるようになったのか!?

脳で状況を整理していると、トガはすでに俺たちの上後方まで飛んでおり、そこで個性を解除し真下へと落下した。

落下した衝撃で拘束していた器具が壊れ、身体が自由になってしまった。

「まずい!オクトパス!捕えろ!」

「え?あ、うん」

戦闘系の個性を全く持っていない俺はオクトパスに指示をだすが、瞬発力が皆無な少女のため、すぐに牢屋の扉から走り去っていってしまった。

拘束していたため、扉の鍵を締めていなかった…しかし、刑務所からはそう簡単に出られないはずだ。

すぐさまヒーロー事務所へと通報をし、近くをパトロールしていたリューキュー事務所が駆けつけてくれることになった。

やっとの思いでヒーローが捕まえたヴィラン連合の一員を逃すわけにはいかない!!

〜続きは執筆中!〜


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