くすぐりフェチを公言し、それを生業にしている私がこのフェチに目覚めてしまったのは中学生頃の話。
あの頃はくすぐられるのなんて好きではなかったし、なんなら嫌いでしかなかった。
今から、私がくすぐりフェチとなるきっかけになった出来事をお話しようと思う。
それは、私が中学1年生のとき。
くすぐりに目覚めたきっかけの出来事【くすぐり小説】
中学入学後3ヶ月ほどが経過し、新生活にもすっかり慣れてきた頃。
私は小学校卒業後、父親の転勤の関係で東京から地方へと引っ越すこととなり、地元の友達と一緒の中学校にあがることはなく、見知らぬ土地へとやってきた。
最初は友達できるかなぁと不安でしかなかったけど、今ではクラス全員と仲良くなれた。
全員といっても1学年1クラスで20人しかいないのだけど。
東京の小学校では40人のクラスが4つあったので、「これが田舎か」と実感した。
私がこう思ったのと同じように、登校初日はクラス中の生徒から「佐倉さん、東京から!?」と注目を浴び、みんなから話しかけられ、戸惑いはしたけどおかげで仲良くなれた気がする。
小学校は近辺に1つしかなく、みんなメンバーは一切変わらない中、私が追加となっただけらしい。
みんな優しく受け入れてくれて、たまに出る地元トークと男子の下ネタには困るけど、心配だった友達作りは杞憂に終わった。
小学生から中学生になったからか、土地柄の問題なのかわからないけど、男子のエロ度が数倍になった気がする。
まぁそれは軽く流しておけば良いので、たいした問題でもない。
しかし、この不用心さがあの、社会人なった今でも不意に思い出す出来事を招いたのだ。
ケイドロで捕まったドロボウはまさかの・・・?
夏に入る前くらいの時期、体育祭が行われ、今私はクラスメイト全員と学校近くのお好み焼き屋さんで打ち上げをしていた。
隣の卓ではみんなのお父さんやお母さんがお酒を飲んで楽しんでいる。
私たち子供組は食べ終わると、公園で遊ぶことになった。
「どーしよっか、久々にケイドロでもやるか?」
「おーいいね!小学生ぶりだな!」
「え、ケイドロって・・・あの時のままだよね?」
「ねぇ。小学生の時の頃はあんまり気にしてなかったけどさ・・・」
男子が盛り上がる一方で、女子はすごい嫌そうな顔をしている。
「私は別にいいけど?」
小学生の時から今に至るまでバスケ部で運動は得意なので、ケイドロは嫌ではない。
「ほら、さくらもいいって言ってるしさ!女子は女子でグッパーで分かれてくれよな!」
私は賛成するまでもなく、このクラスの男女比率は6:4で男子の方が多いためケイドロに決定していたのであろうが、流れでケイドロをすることに。
20人のクラスなので、男6:女4が1チームになってケイドロが始まった。
私のチームはドロボウ側になり、全員散り散りに逃げる。
捕まった人はブランコの囲いの中で助けを待たないといけないルールになっている。
私は脚に自信があるので難なく逃げられていたが、同じチームの男子が捕まってブランコに座っていた。
ブランコの周囲に見張りのような人はいなかったので隙をみてブランコの囲いの中へ。
男子にタッチをしてあげて解放に成功しすぐに逃げようと思うと、四方から男子たちがこちらへ駆けてきていた。
ブランコの出口は複数ある。
今逃した男子もいるし、逃げられる可能性はあるだろうと考えていると、警察チームはその男子が逃げるのを全く気にせず私の下へダッシュしてきて、いくら脚に自信があるといえども四方から男子に追いつめられ捕まってしまった。
「はぁ、そんな私のこと狙わなくてもいいじゃん」
捕まってしまうとやることもないのでブランコに座り誰かが助けにきてくれるのを待つ。
ブランコの囲いの外で男子6人が気合いを入れてジャンケンをしていて、勝った4人が大喜びで私の方へと歩いてきた。
残りの2人は他のドロボウを追いかけに走っていった。
残った組がすごい喜んでいて、そんな走るのは嫌だったの?と不思議に思う。
こんな見張りがいたら助けに来てくれる人いないじゃん!さっきから助けに来てくれる気配は一切ないけど・・・
見張りの男子4人はブランコの入口で止まることはなく、私を囲うように立っている。
そんな至近距離で監視されるの?
「さぁ、ドロボウさん。尋問の時間だ」
尋問?そんなの東京じゃなかったけど・・・
「なにそれ?そんなのあったっけ?」
「こっちじゃあるのさ」
「そーなんだ、ローカルルールってやつ?」
「そーゆうこと。まずは手を横に広げて」
??
わからないがローカルルールなんだろう。
指示に従い、ブランコに座ったまま手を広げると左右の男子に掴まれる。
「さくら、お前は何悪いことをしたのかわかってるのか?」
「え?え?どーしたらいいの?えーと・・・」
何かして捕まったことにする設定ってこと?
「とぼけるきかぁ〜〜!」
ローカルルールに戸惑って数秒考えていると、ブランコに座る私の背後にいる男子が急に私の脇腹に触れてきて指を細かく動かしだす。
「ちょ、え!?なっ、なに!?くぅ、あひっ!あっ、あはははは!や、や、ああああ!あはははは!」
身体に走る刺激に身体がビクンと跳ね、驚きで何をされたのか一瞬わからなかったが、くすぐられているということを認識した途端くすぐったさに襲われる。
くすぐりは大の苦手。ちょんっと突かれるだけで身体が跳ねてしまうほどの弱さだ。
それほど弱いのに、左右で手を抑えられているため抵抗できず、体育祭からずっと着ているジャージ越しでくすぐられる。
「ほんとにやめてっ!!くすぐりはダメなのぉおおおおお!やああああああ!あはははは!」
笑いたくもないのに、口が勝手に大きく開き笑い声が出てしまう。
「おい、俺もやらせろ!!」
「俺らも抑えてるだけじゃなくてやろーぜ!」
正面の男子、そして手を抑えてきていた男子は私の腕を自身の腋に挟み固定した上で加勢してきて、合計8本もの腕、40本もの指が私の腋・脇腹・お腹へと襲いかかる。
「ちょっとぉおおお!こんなの死んじゃうってえええええ!アハハハハハ!ああ!もぉおおおお!」
いくら叫んでも誰も助けに来てくれる様子はない。
これだけ囲まれていると、仲間も助けに来てはくれないだろう・・・
「さくら、くすぐりめちゃめちゃ効くな!それに身体がクネクネしてエロ・・・」
「んな!ビクビクしてるのもエロすぎだろ!やべぇ、楽しすぎる」
男子のくすぐりは止むどころかどんどん激化してきている。
「ねぇ!!!!どーしたら、やめて、くれるのおおおお!あははは!」
「あぁ、そうだった。何尋問しようか。あ。女子がもう1人連行されてきたぞ!」
どうやら尋問のていでくすぐってきていたのを忘れていたらしい。
そして、私の他に捕まった女子が隣のブランコに座らせられていた。
警察側の男子が二手に分かれ、私を担当する男子は2人になった。
「はぁ、はぁ、ねぇ、くすぐりもうやめて・・・」
笑いすぎてさっきたくさん走り回った時よりも断然酸欠状態だ。
「って言われてもルールだしなぁ〜〜、何を尋問しようかなぁ〜」
男子はそう言いながら接近してきて、私の腕を腋に挟んで固定すると半ズボンで丸出しの膝をこちょこちょしてくる。
「んっ、あひひ。うぅ、そこも、弱いから・・・ふふふっ!んん!ねぇ、尋問なんだからせめて質問してからにしてよ!!」
「今考えてんだろーー!俺も俺も!」
反対側の男子も私の腕を固定すると、もう1人の男子に対抗するように脚に触れてきて、太ももをモミモミしてきた。
「あっ!あはは!だ、だめ、それ!アハハハハハハ!くすぐったいってえええええ!」
膝のこちょこちょはまだ焦ったいくすぐったさだったが、太ももを揉まれるのは耐えられず笑い出してしまう。
「さくら弱すぎんだろ!あ、そうだ、尋問思いついた!お前、どこがくすぐり1番弱いんだ?」
「弱い、とこ!?あはは!どこもくすぐったくてわかんないよおおお!あはははは!はい!終わり!終わりいいいいいいいひひひ!あああ!ははは!」
「わかんないで許すわけないだろー!ほら、いえ!こちょこちょこちょ〜〜」
とぼけているわけではなく、本当にどこもくすぐったすぎて弱点なんてわからないのにくすぐりを継続される。
束の間の解放
「おい、お前ら、コイツくすぐり強いぞ!手伝ってくれ!」
どうしたら尋問から逃れられるか酸欠の脳で考えていると、隣のブランコに座る女子がいくらくすぐられても無反応を貫いていた。
「えー、仕方ないなぁ」
「はぁ、はぁ、助かった・・・」
私についていた男子がそっちの女子の方へと加勢しにいってくれた。
「私くすぐり全然効かないんだよね。けど、変なとこ触ったら怒るからね?」
その女子は手を抑えられることもなく、自ら手を横に広げたままをキープしている。
くすぐりが効かないなんて、羨ましすぎる・・・
羨望の眼差しを向けていると、背中をポンと叩かれる。
「にげろっ!」
ドロボウチームの男子が助けに来てくれたみたいだ。
「ありがと!!」
2人でブランコエリアから走って逃げようと試みる。
「おいっ、逃げだぞ!!!」
もう絶対に捕まりたくない。
その思いでダッシュしようとするも、脚の力が抜けペタンとお尻が地面についてしまった。
膝や太ももをくすぐられたせいで力が入りづらくなっていたみたいだ。
「あぶねー、捕まえた〜〜。さくら、ダセー。何尻もちついてんだ?」
「うぅ、あんなにくすぐるからでしょ!ねぇ、一回逃がして?お願い!」
「だめに決まってるだろ〜」
そうして私はブランコへと座り直されるのだった。
くすぐり尋問開始
「こいつつまんねぇから俺やっぱりさくらの方やるわ」
「俺もーーー。効かないやつくすぐってもな」
もう1人の捕まった女子の方から男子が戻ってきて、私は4人の男子に囲まれる。
「ちょっと、4人がかりは本当に無理だから!!ね?もうくすぐりはやめよ?ね?ね?」
全男子と目を合わせて懇願するも、全員ニヤニヤとしてやる気満々なのがわかる。
「さっき膝を軽くこちょこちょしただけでジタバタしてたぞ?」
「まじか。弱すぎんだろ!じゃあさ、優しくくすぐって耐えられるか試して遊んでみるのも楽しそうじゃん?」
その提案は満場一致になったようで、さっきと同じように私の腕は抑えられ、私をくすぐる状況が整ってしまった。
「優しくとなるとジャージ上からじゃ流石に効かないじゃないか?」
「確かにな。こーすれば良くない?」
そう言う男子が私の首元のチャックを下ろしジャージの前を開けてきて、薄くて白い体操服が露わになる。
「ちょ、ちょっと!!変態!!」
「変態って。いつも体育の時はジャージ脱いでるだろ?」
「そ、そう、だけど・・・」
言い返す言葉が見当たらない。
「ジャージとこの体操服でそんな変わるのか?」
正面の男子がお腹をスーッとなぞってきた。
「あひっ!あんっ!」
さっきジャージの上からくすぐられていた時より、肌の上で滑るような感覚。
優しいタッチなのに、思わず声が漏れてしまった。
「これだけでビクビクしてるぞ!ってか、反応エロくね?」
「んな。俺も思った。ってお前、ちんこ大きくなってね!?」
「うおっ、まじだ!いつの間に!」
「勃起してるぞこいつー!保健の教科書にあったぞ!」
「うるせ!!って、お前ももっこりしてね?ん?お前も、お前も!」
「ははは!全員勃起してんじゃねぇか!!」
私の周りで男子がエロ用語を言い合いながら盛り上がる。
「おい、お前ら。勃起した仲間同士での秘密なんだがな?さっき木の裏に落ちてたんだよ」
男子が鞄から、肌色が多い表紙の雑誌を取り出す。
「うおっ、エロ本じゃん!」
「エロ!!乳首見えてんじゃん!!すげ!」
私から興味が外れるのは良いが、私のすぐそばでエロ本を開かれるのはなんだか恥ずかしいし気まずい。
「けどさ、俺はさくらくすぐってる方が興奮するわ」
「確かにな!今はせっかくだしさくらをくすぐろうか。エロ本はいつでも見れるしな」
「だな」
エロ本がポイっと足元に投げ捨てられ、男子の目線が私の方へ。
「ねぇ、無理、無理だから!」
4人がかりでくすぐられる感覚を思い出し、恐怖心で身震いしてしまう。
「まぁまぁ優しくやってやるからさ」
「俺は体操着越しで上半身やろっかなーーー」
「じゃあ俺は生足やろーーっと」
そうして役割分担がスムーズに決まり、脚に2人、上半身に2人がついた。
「やだ、もうくすぐったいの、いやっ。んっ!ちょっと・・・くぅ、くくく。あははっ!くすぐったいよぉおお!あははっ!耐えられなっ、ああああ!」
全員の手つきは激しいものではなく、優しくサワサワするように触ってきているのは分かる。
しかし、激しいのとはまた違ったくすぐったさに耐えられず笑いが漏れてしまう。
「こいつこんな優しくやってるのに笑い出したぞ!」
「めちゃめちゃ敏感なんだな!クネクネしてんのエロすぎんだろ!」
「やベぇ、俺こんなにちんこ大きくなったの初めてかもしれない」
「俺も、ギンギンになってきたわ・・・」
聞いていて気分の良くない下ネタが飛び交うが、くすぐったくて文句を言う余裕もない。
「あはは!ねぇ、これっ、質問に答えればいいんでしょ!!!!くすぐってる、だけじゃん!!!」
「あ、そーいえば」
「そうだった。くすぐるの楽しすぎて忘れてたわ」
忘れてなんて、ムカつきすぎるけど怒ろうにも顔は強制的に笑顔にされてしまう。
「あっそうだ。答えにくい質問にしよーぜ?」
「それあり!んーーー、あっそうだ。さくら、お前胸は何カップなんだ?」
何をひらめいたのかと思ったら、そんな質問をしてきた。
どんな質問にだって隠さず答えるつもりだったが・・・
「胸!?えっ、あひひ。わかんない!調べたことないもんっ!あははっ!ねぇ、もうやめてえええへへ!」
「そんな嘘ついたって駄目だぞ!ほら、お仕置きだ!こちょこちょこちょ〜〜〜」
「ちょっとおおおお!ほんとに、わかんな、ああああああ!アハハハハハ!くすぐったすぎいいいいいい!!!キャあああああああ」
さっきまで優しかった指の動きが激しくなり、くすぐったさが増す。
胸のサイズを言いたくなかったわけではなく、本当に分からない・・・
小学校高学年に入ってから今に至るまで、お母さんが買ってきたスポーツブラをしているので、それが何サイズ用なのかも知らないのに・・・
「おい、さくら悲鳴あげすぎだぞ。近所の人がびっくりするだろ」
「なら、やめてよおおおおおお!!!ああああ!あははっ!これ、もう無理だってばあああああああ」
「仕方ないな。叫ばない程度に弱めてやるか」
「そうだな。じゃあ、どこが弱いのか調べてみねぇ?今後もくすぐるときの参考になるだろうしな」
男子の話し合いが始まりくすぐる手は一旦止められる、と思ったが、話し合いをしながらも片手間に軽く突ついたりこちょこちょしてくる。
「んっ、ねぇ、あはっ!やめっ、ん!うぅ、くぅ、ふふふ。ひっ、あはは!ちょっと、一回やめてよ!」
「じゃあまずどこからくすぐる?」
「上から順にやればいいんじゃね?耳とかその辺から下へずらしていくか」
「オッケー」
私の悶えながらの意見は聞き入れられることもなく話は進み、そのまま弱点探しが始まることになった。
「じゃあまず耳だな。こんな感じか?触り方よくわかんないけど」
「んっ、ふふふ!うぅ、んーーーー!ムズムズするーーーーー!!」
耳の周り、耳たぶ、耳の中をサワサワされ、その刺激に肩が勝手に上がってしまう。
「おっ、効いてるみたい。けどさっき脇腹とかくすぐってた時よりは笑ってないな」
「だな。じゃあ次は首でもやるか」
耳から首へと手が移動し、首も同じように優しい手つきでくすぐってきた。
「んっ!あはっ!耳、より、くすぐった、いいい!んん!ひひひ。やだ、これぇぇ!きゃあああああ!」
耳の時よりもくすぐったさが増したとはいえ、さっき脇腹などをくすぐられていた時よりかはまだ平気。
首が弱点だと勘違いしてくれればと思い、最後に悲鳴をわざとあげてみる。
「耳より効いてるっぽいけど、さっきより全然暴れてないし弱点ではなさそうだな」
「だな。じゃあ次は、腋か。そーいえばジャージで隠れててあんまりくすぐれていないな」
私の首を弱点だと思わせる作戦はあっさり無駄に終わり、次へと進むことになってしまった。
「チャック開けてるだけだと腋くすぐりづらいし、ジャージ脱がせるか」
1人の男子の意見は満場一致で通り、私は半袖半ズボンの体操着姿にさせられる。
「くすぐりといえば腋みたいなイメージあるし、ここは今までより効くんじゃないか?」
「そうだな。流石に耐えられるだろうけど指1本でやってみるか」
「腋は俺もやりてぇ!」「俺も俺も!」
耳、首は1人だったのに、腋は4人全員が参加してきて4本の指でくすぐられることになった。
「ねぇ、腋は、やめない?」
まだくすぐられていないけど、めちゃめちゃくすぐったいに決まってる。
「胸のサイズを隠した罰なんだから受け入れろって。ほら、指1本なら耐えられるだろ?こちょこちょ」
「んっ!あひっ、あっ。く、くぅううう!あ、あ、むり、むり、もぉ、耐えられ、あああはははは!腋だめ、だめええええ!あはははは!」
くるくる、カリカリ、ツンツン、サワサワ、と4本の指がそれぞれ異なった動きをしてくるせいもあり、耐えきれず笑ってしまった。
体操着のサラサラした生地がくすぐったさをさらに助長させている気がする。
一度笑い出してしまうと、もう口を閉じるのは難しい。
「これも耐えられないのかよ!1番弱いのは腋かもな?」
「腋効くだろうとは思ってたけどここまで弱い人がいるんだな。くすぐってたら袖がめくれてきちゃったぜ」
腕を上げさせられくすぐられているため、肘上まであった体操着の袖が下がってきていた。
「こっちの方が効くんかな?」
男子のうち1人が袖口から指を侵入させ、腋の窪みを爪でカリカリとくすぐってくる。
「きゃっ!あっ、だめ、あああ!ハハハハハハハ!直接なんて、いやああああああははははは!」
腋を直接他人に触られるのなんて初めてだ。
くすぐったすぎて必死に手を下ろそうとするもガシッと固定されているため、腋への直接くすぐりを防ぐことはできず、さらには他の男子も袖に指を入れてくすぐってきた。
「ちょっと!!!!!へんたい!あはははは!こんなの無理だってえええええええ!やあああだああああ!あんっ、あはははは!」
「やっぱ直接の方が効くみたいだな。てか、ヤベェ、興奮しすぎてアソコが痛くなってきた」
「はは。俺も同じこと思ってたわ。エロすぎるから次行こう。背中とか?」
「じゃあ背中もみんなで1本指でやるか」
全員袖から指を出し、背中の上下左右に指に移動させる。
「ひゃっ!」
背中に指が当たっただけで変な声が出てしまった。
「まだ始まってないぞ?背中ってそんな効くもんだっけ?」
「どーだろうな。とりあえずやってみよう」
そうして私の背中の端から端まで縦横無尽に4本指が動き回る。
「あひっ!ふふふっ!うぅ、くすぐったい・・・ククク。んっ!あう、あ、あはっ!」
爆笑するまではいかないものの、抑えられていなければ一瞬で抵抗してしまう程度にはくすぐったい。
「身体めっちゃクネクネさせておもろ!」
「てか、背中いろんなとこ触って思ったけど、さくらの身体めちゃ引き締まっててエロくね?」
「俺は入学式の時から気づいてたぞ。まぁ胸は無いけどな」
「確かに、これで胸があれば最強だったのにな」
下品な会話を耳にしながらも、かれこれ10分以上はくすぐられていて怒る体力はない。
にも関わらず、身体はくすぐったさに自動で反応してしまう。
「あははっ!もう、いや!背中も無理ぃいい!」
「だってよ。じゃあ、脇腹はさっきやったけど、こっちも指1本で試してみるか」
「だな。ほれ、こちょこちょこちょ〜〜」
脇腹は当然耐えられるはずはなく、体力は底を尽きているはずなのに口を開けて笑ってしまう。
「あははは!そこいやあああ!ああん、ああああ!あははは!」
「脇腹はやっぱ弱い方らしいな。てか、脇腹触ってるとさらにくびれがあるのがわかるな」
「確かに。けど、さっき揉んだとき思ったんだけど。引き締まってるんだけどさ、なんか男のとは違った柔らかさがあるんだよな」
「へぇ〜〜。俺にも1回やらせてくれ。揉むってこんな感じか?」
ずっと指1本だったはずなのに、背後の男子が両脇腹で指を立ててモミモミしてきた。
「ちょっ、これ、だ、めっ。く、くはっ!ああああああはははは!きゃあアアアアアアア!むぅぅぅりぃぃいいいい!!!!」
脇腹のツボに指が入り、とてつもないくすぐったさで笑うことすら難しい刺激に襲われる。
「ほんとだ。触り心地めっちゃいいな。ビクビク反応してて面白いし」
「おいおい、交代してくれ、俺にも!」
そうして、交代制で全員が私の脇腹を揉んで楽しまれることにった。
思春期中学生のエロエロくすぐり
脇腹モミモミを全員堪能し、男子が再び話し始めた。
「エロ本より、身近な人の方が断然興奮するな」
「さくらが可愛いからじゃね?その本の人より・・・って、あれ?くすぐり?」
さっきポイっと足元に放り投げたエロ本は中央あたりのページが開かれていて、そこには『くすぐり特集』と書いてあり、それを男子が見つける。
「ほんとだ。くすぐり特集だってよ!女は、スペンスにゅう、せん?が弱いってよ」
「なになに?スペンス乳腺は、腋と乳房の境界の部分にあります、だって」
「腋と乳房?この辺か?」
そう言う男子が無遠慮に私の胸の横を軽くくすぐってきた。
「あっ、あははは!ちょ、変態!!あああああははは!やっ、あんっ、あへへ。ひひっ!あうっ、ふふ、あんっ!」
くすぐったくて笑い出してしまったけど、次第になんだか変な声が出てくる。
「うわっ、効いてる効いてる!俺もやる!」
反対側の男子も胸の横をこちょこちょし始めた。
「ねぇ、や、やめっ、あははは!あんっ、や、あっ!あひひっ!んんんん!これ、いや、ああん」
くすぐったいんだけど、感じたことのない変な感覚で口から吐息多めの声が漏れてしまう。
「なんかあんまり笑ってなくね?こーした方がいいんじゃねぇか?」
後ろに立つ男子が脇腹をモミモミと指を立ててくすぐってきた。
「あっ、アアアアアアア!あははははは!だああああめえええ!へへへ!きゃあああははは!!!!!」
胸の横をくすぐられる変な感覚を、とてつもないくすぐったさで上書きされる。
「スペンス乳腺って、くすぐってるとオーガズムに達することがあるらしいぞ?」
「オーガズムってなんだ?」
「んー、わかんね。太ももの内側も同時にくすぐるとオーガズムに達する可能性は高まる、だってよ」
「よく分からないけどやってみるか。おい、思い切りくすぐるのやめてこれやろうぜ?」
男子たちはエロ本を見本にし、私の身体に触れてくる。
「んっ、ふふふ。ちょっと、もうそんなとこ触らないで・・・」
男子たちの手は、胸の横と半ズボンの裾から手が中へ侵入し内もものかなり上の方にセットされた。
まだくすぐられているわけではないのに、軽く肌に触れるだけで声が漏れてしまう。
「下半身組、ズボンの中に手入れてね!?」
「だって、このエロ本の人は股のあたりくすぐられてるぞ?これでも申し訳ないからちょっと下にしてるよ」
「下半身組が素肌でやるなら、俺らも手中に入れてやんぜ!」
上半身組は下から手を体操服の中へ侵入させ、胸の横に触れる。
中にはスポーツブラをしているが、触れられただけで体操服の時の感覚より身体の芯に届くような刺激を感じる。
「よし、じゃあ始めぞ。エロ本によるとサワサワやるのがオーガズムに達するコツらしい」
「オーガズムが何かはわからんがわかった!こちょこちょ〜〜〜」
4人の手が一斉に優しいタッチで、胸の横と股のすぐ下で動き出す。
「あっ、ちょ、へんた、い。あっあはははははは!こんなの、いやああああはははは!!く、くすぐったすぎいいいいいやアアアアアアアアア!」
今までくすぐられることは多々あったけど、服の上からしかなかった。
肌に張り付いたスポーツブラ、そして股の近くを素肌で触られたことなんてあるはずがない。
感じたことのないくすぐったさに頭が真っ白になる。
「さくらのやつ、めっちゃ笑ってるけどこれでいいのか?俺は楽しいからいいけど」
「んーー、本によると、この女性は3分でオーガズムに達したらしい」
「3分か。じゃあとりあえずそれくらいやってみるか」
「だな。じゃああと1分半したら上半身と下半身交代しね?俺も股くすぐってみたいし」
「俺も胸やってみたかったからいいぜ!」
私が発狂する中、男子たちはノリノリで話を進める。
「いや、3分も無理だからあああああ!!!あはははは、し、死ぬってえええええええ!やんっ、もぉ、あっ、ん・・・あひっ!あははは!」
もう1時間以上くすぐられていると思うほど時間が経過した頃、1分半が経ったようで上半身組と下半身組が役割を交代した。
「胸ってこの辺か?」
「あぁ、その辺だと思う。お前ら、股ってこの辺くすぐってたか?」
「ズボンの中に手入れてちゃ見えないけど、その辺じゃん?」
適当な返事をする元下半身組。
さっきは内ももの上あたりだったが、今回の男子はパンツすれすれの部分をこちょこちょしてきている。
「ちょ、あはは!また、上、す、ぎ!!ねぇ!あはは!そんなとこ触らないでえええへへへへ!やんっ、ああん、あはは!」
酸欠で頭も舌も回らず、うまく伝えられない。
「なんだって?あと1分半でオーガズムとやらなるらしいぞ?」
「んんん!!!なにそれ、私もわかんないってえええ!あはは!やぁ、あぁ、あんっ!あひひ。あぅ、うぅ。あっ」
くすぐったくて身体が暴れてしまうというより、身体がビクッ、ビクッと勝手に跳ねてしまう。
「なんか、声も動きも変わってきてね?」
「んな。俺も思った。表情もエロ本の人みたいにエロくなってきてんぞ?」
「ほんとだ!!さくらエロすぎるだろ!ヤベェ、興奮してちんこが大きくなりすぎて・・・」
男子全員のズボンの前部分が不自然突き出ていて、これが男子のアソコが大きくなる現象のことかと理解する。
しかし、今はそんなことを気にしている余裕はない。
下ネタは中学生になってから聞くことが増えてきたけど、オーガズムという単語は聞いたことがない。
なのに、私は今オーガズムとやらに近づいているんだろうとほぼ自覚している。
くすぐったいのはもちろんあるのだけど、なんだか癖になりそうな感覚。
「もう後半の1分半も終わって3分になるけどどーなんだ?オーガズムにはなったのか?」
「どーなんだろうな。さくら、もう口から涎垂れてきて限界っぽいしそろそろやめてあげるか」
え、今やめちゃうの?今やめられると、困る・・・。
「わかんない、けど、まだ・・・だと思う・・・」
あと、あと10秒だけ。くすぐったいんだけど続けて欲しい・・・。
さすがにここまで懇願することはできないが、もうちょっとくすぐってもらえるように伝えてみる。
「まだ?そーなのか。じゃあもうちょっとやってみるか」
やった。あと10秒くすぐってくれれば、この先に待っている感覚を知れる気がする。
そう思った。その時。
「みんなーーーー、もう帰るわよーーーーー!!」
暗くて見えないが、公園の入口で大人たちがこちらに向かって手を振っている。
「やべっ!」
男子たちが私の体育着の中から手を出し、親の元へと走り去っていく。
「ちょっと・・・あっ、んっ、うぅ。なに、これ。私、どうなっちゃったの?」
もっと触っていて欲しいと思ってしまっている自分に少し恐怖心が出てきた。
この先に待っている感覚を知りたいけど、怖さもある。
その後、私はおぼつかない足取りで、迎えにきたお母さんと一緒に帰るのだった。
体育祭のことを話かけられた気がするが、正直何を話したかは全く覚えていない。
くすぐったいのなんて嫌だったはずなのに、あの感覚はなんだったんだろうということがずっと頭を回っていた。
〜完〜
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