『五等分の花嫁』くすぐりエロ小説
~プロローグ~
オレは上杉風太郎。
先月から家庭教師のアルバイトを始めた。
教える相手は、同じ高校の五つ子姉妹だ。
オレの家は貧乏一家で、借金返済のためにこのバイトを引き受けることになった。
全員の成績はひどいもので、赤点だらけ。
この五つ子を無事に卒業まで導くのが仕事内容なのだが、かなり絶望的な状態だ。
1番の原因は、本人たちに全くやる気がないこと。
勉強をどう教えるか、ということより、まずは本人たちのやる気を出すところから始めないいけない。
どうやる気を引き出すかを考えながら、今日も彼女らの住む高級タワーマンションへと向かうのであった。
五つ子と勉強をかけてこちょこちょ対決!?
このマンションに入るのも今では慣れてきた。
最初は広すぎてマンション内で迷子になりかけていたし、住人のセレブ感が強く、自分が場違いなんじゃないかと緊張しまくっていた。
彼女らの家に入り、いつも勉強している部屋へと向かう。
するとワーキャー・ハハハハ!と悲鳴やら笑い声やらが飛び交っている。
オレがこの時間から来ることは分かっているはずなのに、準備は全くしていないんだろう。
まぁ、準備をしていないのはいつものことだ。
そう思いつつ、部屋のドアを開ける。
すると、四葉を他全員で抑え付けながらくすぐって戯れていた。
「やめてーーーーー!きゃーーーーーーーーー!」
四葉の悲鳴が部屋中に響き渡っている。
机に上に勉強道具は当然あるわけがない。
「お前ら、今日こそ勉強するぞ!」
「あ、フータローくんおはよ。フータローくんもやる?」
オレが来たことに気づいた長女の一花がそう返事を返してくる。
「やらねぇよ。そんなことより勉強するぞ。オレの首がかかってるんだからな」
「えー、今日は勉強する気分じゃなーい」
二乃が四葉をほれほれーとくすぐりながら反論してくる。
今日はと言っているが、今までやる気を出してくれたことがあっただろうか。
「このままだとお前ら卒業どころか進級も危ないぞ?」
「まぁ、私たち卒業も進級もそんな興味ないですし?」
「うん、うん」
五月も他の姉妹同様、勉強する気はないようで、それに三玖も同調する。
「ハハハハハ!もう、やめてったらーーーーーーー!」
四葉はいつからくすぐられているのか知らないが、4人がかりでくすぐられているので相当しんどそうだ。
「こらこら、もうやめてあげろ」
くすぐっている4人の頭を教科書で軽くぺしっと叩く。
「じゃあ、次はフータローくんがやられる番になる?」
一花が挑発的な目を向けながらそう言う。
「そんなくだらないことしてないで勉強だ。ほら、勉強道具を準備してこい」
「やる気出ないしなぁ。あ、そうだ。全員1人ずつくすぐられて、フータローくんが1番耐えれたら私たち勉強してあげてもいいよ」
大幅な時間ロスになりそうだが、これで勝てばこいつらを机に向かわせることができるのか。
オレはこの提案を受け入れることにする。
なぜなら、オレはくすぐりに強いからだ。
「オーケー。オレが勝ったら絶対真面目に勉強するんだな?」
「うん。いいよ。約束するよ」
「ちょっと、一花。そんな約束しないでよ」
二乃がそう横入りしてくる。
「大丈夫だよ。きっと、だって、…………………」
一花は心配そうな二乃にそう言うと、耳打ちで何かを伝えている。
「なるほど。なら、いけるかもね。よし、じゃあ上杉!やるわよ!私たちが勝ったら今日は勉強しないから!」
一花に何かを吹き込まれた二乃は、あっさりと対決賛成に回った。
まぁいい。
さっさと対決を終わらせてこいつらに勉強させてやる。
五つ子(一花/二乃/三玖/四葉/五月)の弱点探し
「じゃあ、まずフータローくんが私たちを順番にくすぐる番ね」
「わかった」
何秒耐えれば良いのかわかるので、後攻のほうが有利だろう。
こいつら、その変も頭が悪いな。
まずは長女である一花からのようだ。
「声を出させたら勝ちでいいんだよな?」
「うん。それでいいよ」
さっさと終わらせてやろう。
「じゃあ始めるぞ。よーいスタート!」
まずは、くすぐりの王道であろう腋だ。
くすぐったそうな表情をしているが、なんとか耐えているようだ。
どんどん指を素早く動かしてこちょこちょしていくも笑わずに堪えている。
くすぐる場所を変えるか。
次は脇腹だ。
本気でくすぐるも、これにもどうやら耐えられるらしい。
次はどこをくすぐろうかと思い下半身に目を向けるが、ミニスカート姿のため肌を直接触るとセクハラ扱いされそうなので、上半身を責めることにする。
じゃあ次は首をやってみよう。
脇腹から首へと手を動かしていくと、一花の表情がこわばる。
首を触ろうとすると、肩をすくめてガードしようとしてくる。
こいつ、もしや。
ここは男の特権である力技で肩を下ろし、首を優しくコチョコチョとしていく。
「ひっ!いいひひひひ!」
他の場所をくすぐっていた時より優しくくすぐったのに、これには耐えられないようだ。
どうやら、首が弱点なよう。
「何秒だ?」
スマホで時間を測っていた二乃にタイムを確認する。
「40秒よ」
「そうか」
40秒くらいなら、オレは全然耐えられるだろう。
「はぁ、くすぐったかったぁ〜。弱いとこ見つかっちゃった」
一花は顔を少し火照らせながらそう言う。
「じゃあ、次は私ね」
二乃はタイマー画面のままのスマホを一花に手渡す。
「よし、いくぞ。よーいスタート」
五つ子だし、もしや全員同じところが弱かったりするんじゃないか?
そう思い、最初は首をくすぐってみる。
しかし、二乃は全然平気そうな顔をしている。
くそ、こいつは首は大丈夫なのか。
やっぱりさっきみたいにいろんなところをくすぐっていくしかないな。
次は腋をくすぐってみる。
「きゃっ!あはははは!」
二乃はどうやら腋が弱いらしく、1秒も耐えられず笑い出してしまった。
「なんで腋くるのよぉぉ」
「何秒だった?」
「15秒ね」
よし、このまま残りの3人を40秒以内に笑わせてやる。
「次は三玖か?」
「うん。フータロー、私は別に勉強しても良いんだけど、みんなが嫌って言うからこっちに協力するよ」
三玖は日本史にだけは興味を持っており、五つ子の中では1番勉強してくれる可能性が高い子だ。
こいつらは、基本的に勉強はできないのだが、全員1科目だけは赤点は取らない教科がある。
その得意科目が全員違うのがまた変だ奴らだ。
容姿が全員そっくりで得意なものも一緒なのかと思いきや、1人1人個性がある。
ん、待てよ?
得意な教科が全員違うということは、くすぐりに弱い部分も全員違うなんてことはないか?
一花と二乃は弱い場所は違かった。
この理論が正しければ、三玖は首・腋以外のところが弱いことになる。
どうせいろんなところをくすぐっていくしか無かったんだし、確かめてみるか。
「よし、じゃあ始めるぞ。よーいスタート!」
三玖は一花と違ってズボンを履いているので、下半身に触れても平気だろう。
そう思い、下半身から責めることにして合図とともにしゃがみ込む。
すると、三玖が怯えるような表情になる。
どうやら、弱点は下半身にあるようだ。
まずは膝をコチョコチョしてみる。
三玖はふーっと安堵した反応を見せる。
くそ、膝は効かないか。
少し上へ移動し、太ももを責めてみる。
ここも平気なよう。
オレがしゃがんだ時の表情から察するに、下半身に弱点があるはずなんだが。
「三玖、片足を上げてくれないか?」
オレがそう言うと、三玖は目を丸くして首を横に振る。
この反応で確信した。
三玖は足裏が弱点だ。
そう思い、地面についていてくすぐりづらいが、少し浮いている土踏まずの部分に人差し指を差し込み足裏をくすぐってみる。
「ん、んーーーーーーー!」
三玖はうめき声を上げながら、一花の方へ逃げていってしまった。
「おっとっと。三玖がんばってねぇ。よしよし。30秒だったよ」
涙ぐんでいる三玖を一花がなだめながら、時間を教えてくれた。
よし、40秒以内に終わった。
次もこんな感じで上半身・下半身かで絞ってから責めていこう
「よし、次は四葉だな?」
「うん!負けないからねーーーーー!」
四葉はやる気満々の様子だ。
そういえば、さっきこいつがやられてた時は脇腹をくすぐられて大笑いしていなかったか?
そうだな。まずは脇腹から責めてやる。
「よーいスタート!」
合図と同時に、予定通り脇腹をすかさず本気でくすぐる。
「きゃーーーーーーーーーー!アハハハハハハハ!」
予想的中だったようで、四葉は一瞬にして笑い出した。
「上杉さん、なんで脇腹やってくるのーーーー!」
「いいわ。受けて立ちましょう」
五つ子の中で1番気が強い女の子だ。
こいつはどこが弱いんろうか。
今まで4人が弱点ではなかったところで絞ってくすぐっていこう。
「よし、じゃあ、よーいスタート!」
合図と同時にオレはさっきと同様にしゃがんで五月の表情を確認する。
表情はあまり変わらない。
こいつはあまり演技ができるタイプではない。
おそらく下半身に弱点はないだろう。
なので上半身を責めていこうと思いつつ、オレは正面でなく背後に回ろうとする。
すると、五月はオレに背中を向けまいとクルクル回って正面を向けてくる。
「おい動くのは反則だ」
そう声をかけると、五月は諦めたようにじっとしてくれた。
オレは背後に回り込み、背中をこちょこちょしようとする。
「待って!無理無理!ギブ!」
まだ背中に触れていなかったのだが、五月が早速白旗をあげる。
こいつは背中が弱点だったんだな。
そして、タイムは聞くまでもない。
オレは、一花の40秒を超える時間耐えられれば勝ちだ。
五つ子によるくすぐり責め
「次はフータローくんの番だね」
「あぁ。40秒耐えたらオレの勝ちだ」
「結構自信あるみたいだけど、くすぐりには強いのかな?」
「まぁな。さっさとお前らを勉強させてやる」
「じゃあ始めよっか」
「「「「うん」」」」
一花の合図に他の4人が返事をし、オレに迫ってくる。
「ま、待て、誰か1人がやるんじゃないのか?」
「1人なんて言ってないもーん」
オレは5人に囲まれる。
なんだかいじめを受けているような感覚だ。
「おい、1対5は卑怯じゃないか?」
「はい、始めるよー。次喋ったらフータローくんの負けだからね。スタートーーー」
完全に一花にペースを握られ、くすぐりが始まってしまった。
こうなってしまったら仕方がない。
40秒以上耐えるのみだ。
5人がかりでいろんなところをくすぐってくるも、今日のオレの服装は、下はジーパン・上はパーカーを着ていてあまりくすぐったくない。
それに全身に力を入れて耐えているので、これなら40秒いけそうだ。
「やばい、上杉さんくすぐり強い!」
四葉が焦りを感じてくすぐりを強めてくる。
少しくすぐったさは上がるが、まだ大丈夫そうだ。
そのまましばらく耐え続ける。
そろそろ40秒なんじゃないのか?
そう聞こうにも声を出したら負けのため、念の為もう少し耐えることにする。
すると、背中側に違和感が。
パーカー越しに触ってきていた手が、服の中へ入り込んでくる。
そして、肌を直接くすぐってきた。
後ろでくすぐってきているのは、おそらく一花だ。
「はうっ」
急なくすぐったさに、思わず声が出てしまった。
「やったーーーーー!私たちの勝ちですね!」
五月が喜びの声をあげる。
「おい、一花!お前、今…ってか、今何秒だったんだ?」
タイマーを確認すると、1分10秒と表示されていた。
「おい、お前ら。オレの勝ちじゃねーか」
「あ、バレたか。ハハハ。さすが上杉さん」
指摘すると、四葉が負けを認める。
「残念だったな。約束だ。ほら、教科書もってこい」
「わかった」
三玖は素直に返事をし、部屋に教科書を取りに行く。
他の4人も不服そうだったが、三玖に習って勉強の準備を始めてくれた。
よし、勝負に勝ったんだ。ガンガン勉強させてやる。
そう意気込むも、いつも通り集中が長時間もつはずもなく、その後もバタバタとしながら勉強の時間を終えた。
「バイバイ、フータローくん。明日はあっさりと勉強してあげないんだから!覚えてなさい!」
玄関まで見送ってくれた一花はそうオレに声をかけ、あっかんべーと舌を出し戻っていった。
いや、勉強させるための家庭教師が来てるんだから勉強してくれよ。
と思うのと同時に、今日も結局集中して勉強に励んだ時間なんてあっただろうかと疑問に思いつつ、家に帰るのであった。
本格的に勉強させる方法を考えないと、オレの首が飛んでしまう。
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